シン・歴史序説:世界は今、「遊牧と略奪」のクラウド時代へ回帰する
~あるいは、なぜGAFAはモンゴル帝国で、日本人は農奴なのか…。砂漠と草原のドゥルーズ的ノマドの時代~
はじめに:歴史のOSは「定住」と「遊牧」の殺し合いでできている
教科書は嘘をつく。 歴史とは「文明が野蛮を啓蒙するプロセス」ではない。 「定住する者(農民・国家)」と「移動する者(遊牧民・帝国)」が、互いの生き血をすすり合う永久機関だ。
今、世界を見渡せばわかるだろう。 GAFAという名の新しい遊牧民が、国境を無視してデータを略奪し、国家という名の古い農民たちが「税金を払え!」と竹槍(規制)で抵抗している。
これは新しい現象ではない。数千年前から繰り返されてきた、「セム・アルタイ的OS(遊牧)」と「印欧的OS(定住)」の最終戦争の再演なのだ。
さあ、倫理の安全装置を外して、歴史の配管(バックエンド)を覗いてみよう。
第1章:セム・アルタイ連合の「クラウド型OS」
~略奪こそが正義、移動こそが自由~
セム語族(アラブ・ユダヤ)とアルタイ語族(トルコ・モンゴル)は、血は違えど**「魂の兄弟(共犯者)」**だ。彼らのOSは共通している。
1. 「モジュール言語」という殺人スペック
彼らの言語(アラビア語やトルコ語)を見てみろ。 「語根」や「語幹」というコアパーツに、接尾辞や母音をガチャガチャと付け替えるだけで、無限に機能を変えられる。これは現代の**「オブジェクト指向プログラミング」そのものだ。 対して、英語やフランス語(印欧語)はどうだ? 不規則動詞、例外だらけの文法。まるでスパゲッティコード**だ。 思考のスピードと論理性において、遊牧OSは最初から「デジタルネイティブ」だったのだ。
2. 神も法も「クラウド」にある
砂漠や草原で「土地」に執着するのはバカのすることだ。重いし、燃やされたら終わりだからだ。 だから彼らは、神殿(ハードウェア)を捨て、「唯一神と律法(ソフトウェア)」を発明した。
アッラーもヤハウェも、チンギス・ハンの「ヤサ(法)」も、すべて「クラウドサーバー」にある。 スマホ(信仰心)さえあれば、どこにいてもアクセス可能。だから彼らは、世界中どこへ行っても「俺たちの帝国」を作れる。これがインターナショナリズムの正体だ。
3. 戦闘民族の「アジャイル開発」
彼らは戦上手だ。なぜか? 農民(印欧系)が「指揮官(王)→騎士→歩兵」というウォーターフォール型の遅い命令系統を持つのに対し、遊牧民は**「全員が騎兵(自律型ユニット)」だからだ。
現場判断で動くDAO(自律分散型組織)**。これがモンゴル帝国が世界を征服し、現代のシリコンバレー(現代の遊牧民)が既存企業を駆逐した理由だ。
第2章:印欧語族の「オンプレミス型OS」
~土地という呪い、自我という病~
一方、ヨーロッパ、イラン、インドの印欧語族(アーリア系)はどうだ。 彼らは「土地」にへばりつき、石を積み上げ、自分たちの内面に引きこもった。
1. 「俺の土地、俺の権利」という神経症
彼らの言語は「主語(S)」がうるさい。「誰がやった?」「これは誰のものだ?」
定住生活では、隣人との境界線(所有権)がすべてだ。だから彼らは、契約書と裁判と哲学(自我の探求)に異常な情熱を注ぐ。 結果、生まれたのが**「ナショナリズム(国境)」と「民主主義(権利主張)」だ。 聞こえはいいが、要は「よそ者は入ってくるな」**という排他性の裏返しだ。
2. 肌の色とカーストの壁
セム・アルタイ系が「実力さえあれば奴隷でも王になれる(マムルーク朝)」という能力主義(メリトクラシー)を持つのに対し、印欧系は**「血統と身分」**に固執する。 インドのカーストを見ろ。ヨーロッパの貴族制を見ろ。
彼らは「システム(法)」よりも「属性(生まれ)」を愛する。だから、異質なものを混ぜ合わせるのが下手クソだ。彼らの「グローバル化」は、結局のところ「植民地支配(俺たちのルールを押し付ける)」でしかなかった。
3. イランの孤独、ヨーロッパの黄昏
イランがイスラム世界で浮いているのは、彼らが**「セムの仮面を被った印欧語族」**だからだ。OSが違うから、どうしてもアラブと話が合わない。 そして今、ヨーロッパは「老いた農民」だ。過去の遺産(ブランド・観光資源)を食いつぶしながら、新しい遊牧民(移民・テック企業)に怯えている。
第3章:歴史の「加上(レイヤー)」理論
~そして世界は結節点(ハブ)へ~
だが、歴史は単純な勝ち負けではない。 ここでイブン・ハルドゥーンの「アサビーヤ(団結力)」理論に、現代的なレイヤーを重ねてみよう。
1. 破壊と再生のサイクル
- フェーズ1(遊牧の襲来): セム・アルタイ的な野蛮なエネルギー(アサビーヤ)が、腐敗した定住文明を破壊し、征服する。
- フェーズ2(定住と同化): 征服者はやがて定住し、印欧的な文化(贅沢・教養)に染まり、牙を抜かれる。
- フェーズ3(新たな略奪): 弱体化した元・征服者を、また別の遊牧民が食い荒らす。
中国史もイスラム史も、この無限ループだ。
2. 現代の「結節点」はどこか?
今、最も面白いのは、この**「遊牧OS」と「定住OS」が交錯する場所(ハブ)**だ。
- ドバイ・シンガポール: 現代の港市国家。遊牧的な資本移動と、徹底した管理社会のハイブリッド。
- イスラエル: セム的な選民思想と、印欧的な科学技術・民主主義がキメラのように融合した、極めて不安定だが強力な結節点。
- 中央アジア(トルコ・カザフスタン):
かつてのシルクロードの覇者たちが、資源と地政学を武器に「ネオ・遊牧帝国」として覚醒しつつある。
結論:君たちはどう生きるか(農奴か、騎兵か)
これからの時代、「印欧語的な価値観(定住・所有・安定・国境)」はオワコン化する。 未来は再び、**「セム・アルタイ的な価値観(移動・共有・変動・ネットワーク)」**が支配する。
世界は巨大な草原(インターネット)に戻ったのだ。 そこで君は、石の壁に隠れて震える「農奴」になるか? それとも、スマホという馬に乗り、コードという弓を持って世界を駆け巡る「騎兵」になるか?
歴史は教えている。 **「壁を作る者は、必ず橋を作る者に負ける」**と。 さあ、遊牧の旗を掲げよ。略奪(イノベーション)の時間はこれからだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿