2009年9月5日土曜日

ラカンのシェーマLによるモデルの意味

ラカンは人間の認識について新しいモデルを作りました。
シェーマLと呼ばれるものです。
このモデルは近代以前に考えられていた認識についての考え方とは異なる認識についての考え方がありうることを示しています。
またこのモデルは人間の認識についてそれ以前の考え方よりもいろいろなことをより適切に説明できます。

ラカンモデルの決定的な重要性は、近代的な人間の認識についての考え方とは異なる人間の認識についての考え方のモデルを提示したことです。
現代思想は近代思想を批評したり批判したりしますが、批判だけして代わりの見方を強く示せないのでは批判は寂しいものになってしまうことがあります。
構造概念や力の概念を用いており優れて現代的です。
ラカン理論はモデルとして非常に体系的であり、理論体系として完結的、公理化も可能かもしれません。
また分析にも実践にも非常に役立ちます。
モデルはいろいろなことの分析ツールとして使用が可能です。
例えばシゾイド-パラノイド軸というベクトルで、精神疾患の分析や性格判断、社会分析、脱構築や脱コード化を行う際の利用、空気やイデオロギーの解体、マイノリティーがマジョリティーに抵抗する際の理論武装、高次脳機能研究の仮説、精神分析、その他いろいろなことに使えます。
後の思想家達に与えた影響も大きいと思います。

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