2026年2月12日木曜日

超簡単にわかる現代哲学 ― 20世紀の悲鳴から生まれた「当たり前の絶望」

 

超簡単にわかる現代哲学 ― 20世紀の悲鳴から生まれた「当たり前の絶望」

現代哲学(実存主義、構造主義、ポスト構造主義など)は、難解で近寄りがたいイメージがあります。 でも、実は生まれて当然、当たり前の思想です。 賢い頭脳の論理的産物ではなく、絶望、虚無、怒り、悲鳴のような情動を、必死に理論化したもの。 20世紀という「偉大と悲惨の世紀」の傷跡が、すべてを説明します。

1. 近代の「建前」が崩壊した時代

19世紀まで、西洋は「理性・科学・進歩」で世界を良くできると信じていました。 でも20世紀、2度の世界大戦、スペイン風邪、ホロコースト、貧困、疫病がそれを粉砕。

  • 「美しい言葉(正義、文明)」が、毒ガス、塹壕、強制収容所を正当化した偽善
  • 前線で戦った人、子供時代に空襲を経験した人、学徒動員、ユダヤ人、昭和一桁世代……傷のない人がほとんどいない。

これが「騙された」という怒りを生み、哲学者に「言葉や理性は信用できない」と実感させました。

2. トラウマが哲学を「生んだ」

20世紀は集団的PTSDの時代。戦争だけでなく、子供への扱い(体罰、貧困、リソース不足)がひどく、苦労が日常。

  • 実存主義(サルトル、カミュ):不条理な世界で「どう生きるか?」の叫び。戦争の虚無が基盤。
  • フランクフルト学派(アドルノなど):ホロコーストで「合理性が蛮行を生む」と批判。
  • ポスト構造主義:権力の欺瞞を暴く。

これらは賢い理論ではなく、トラウマの処理。絶望を言葉にしたら、たまたま現代哲学になった。

3. エリート主義とNPDの影

時代はエリート主義が強く、クラスターB(特に自己愛性PD)が権力者を生みやすい土壌。

  • NPDが権力で悪化し、猜疑性に変わり独裁化(ヒトラー、スターリン、現代の権威主義リーダー)。
  • 西側にも似た人がいるのは、20世紀の遺産。

哲学はこれを「権力の病理」として批判しました。

4. 祖父母世代への思い

我々の祖父母・曾祖父母は、想像を絶する苦しみを耐えました。 彼らの悲鳴が現代哲学を生み、私たちに「騙されない目」をくれた。

現代は甘ったるく見えるけど、それでも苦労あり。 彼らのトラウマを思い、慈しむ心で生きる――それが、現代哲学の遺産です。

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