2009年8月23日日曜日

現代思想は近代思想をどう見るか

何かを現代化する場合、それは同一性概念の否定と構造概念を基礎として取り入れるということです。そういう姿勢のあり方を現代主義と名付けます。
そうでない場合、例えば近代の何かの確実なものがあると考える実在論に立つ考え方を近代主義と呼びます。
近代主義の考え方はイデオロギーを生みます。
イデオロギーとはイデアのロゴスということで意味が広いのですけれども、近代主義の実在論的な考え方の基盤に立った個々の思想のことをここではイデオロギーと呼びます。
デカルトの思想とかカントの思想とかヘーゲルの思想とかマルクスの思想とか近代主義の個々の思想は近代主義の実在論の基盤の上に立ったイデオロギー群であると考えられます。
それらはそれぞれ違うものですが、近代主義の実在論の上に作られているという意味では全てイデオロギーであり近代の思想です。

現代思想というのは、この現代思想の基礎である実在論への批判と対立意見です。
そういう意味では現代思想の個々の思想群というのは、全て近代の基盤である実在論への集中攻撃であり、近代思想とは全く別の世界観やシステムのあり方を提示するものです。

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